醸句通信
2006年12月
2006.12.14
魚屋さんで
今日は何にしようか?迷ってしまいます。
さすが、魚屋さんが経営しているだけあって
いつも旬の新鮮な魚と酒一筋が楽しめます。
《今なら季節限定「酒一筋 純米にごり」が味わえます》
あります。こちらもおすすめですよ。
←壁に「赤磐雄町(あかいわおまち」のポスターを
貼ってくれています。ありがとうございます。
◆魚真 乃木坂店
港区赤坂9~6~32 電話03-3405-0411
◎クリスマス特別企画の”斗びん”の詳細が決まりました。
酒一筋ホームページ「蔵元直送」でご確認下さい。
2006.12.13
気温が
本日は、あいにくの雨。気温も少し上がった様です。
雨が降ったりでなかなか気温が下がっていきません。
仕込みのためには、もっと気温が下がってくれるとありがたいんですが!
昨日準備していた槽(ふね)に純米大吟醸がのりました。
上からカメラを構えると、新酒の良い香がただよってきます。
下からは、新酒が垂れてきています。
╋…‥・ ・・‥‥…━━━━━━━━━
昨日の”斗びん”の詳細は
大吟醸生原酒
日本酒度:+5~6 、 酸度:2.1 、アルコール度:17~18度
2006.12.12
ふねにのります
蔵の中では、明日行う上槽(搾り)
の準備です。
《純米大吟醸が槽(ふね)にのります。》
世の中は、すっかりクリスマス
ムードですね。
←大吟醸(平成17酒造年度)
皆さんは、クリスマスに誰と何を飲まれますか?
クリスマスに美味しい日本酒が飲みたい!
《私もそうですが》
と言う方のために、杜氏と相談して飲み頃の
「斗びん」を蔵の中から1本探してきました。
2006.12.11
酒一筋・醸句通信 第五四号
今回のコンテンツ
1.酒のウソホント
2.おいしいお店”さけひとすじ”
3.毎回楽しい「百人一酒」
4.おいしい話
5.ご報告
◆◆◆◆◆━━━━━━━━━━━━
◆ 醸句通信 No.54 2006.12
◆━━━━━━━━━━━━━━ 酒一筋 ◆◆
天の与えたすばらしい力を内包する「赤磐雄町米」
の米を守り育て続けている「酒一筋」の蔵元からもっと
美味しくお酒を飲んで頂くために楽しいお酒のお話を
お送り致します。
このメルマガが、ほんの少しでもあなたのお酒の楽し
さにプラスになればと思っております。
利守酒造株式会社
【酒屋万流】
清酒は工程の条件が複雑多岐で
あるため、多様な流儀が可能なこと。
地域によっても酒の個性があります。
勿論、蔵によっての個性があります。
酒一筋は、酒一筋流の造りで個性を
醸し出しています。
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1.酒のウソホント ▽ 笑う門には
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昔から、「笑う門には福きたる」と言われて
います。ここでいう「福」の中で一番ありがた
いのは何でしょうか。お正月の初詣で神様に
お願いする内容のトップは、「健康」だそうです。
この健康が、笑いによってもたらされると言う
研究を、筑波大学名誉教授の村上先生がすす
めています。その方法は、大いに笑う事なので
す。実験は、千人の聴衆、その中に糖尿病の
患者さんを25人、紛れ込ませておきました。
そして、漫才(演芸)を聞かせたのです。
聞いた人の血糖度が下がりました。とくに、糖尿
を持っている人たちのデータは、著しく下がった
そうです。村上先生は、血糖度が下がった原因
として、心地よく笑うことで、活力を刺激する遺伝
子が働いたのだろうと言っております。
まさに、「笑う門には福きたる」を証明したわけです。
心地よく笑うにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、楽しい心で面白い事をやるとか、見るとか
聞くとかすれば良いのです。
でも、世の中はギスギスする事が多くて、なかなか
心を和ませてはくれません。
そんな時、美味しい物を口にすると、人間はどう
なるでしょうか。美味しい物を口にしながら、怒った
り叱ったりするのは難しい事です。
美味しい物を口にしたときの表情は、おいしそうな
顔になります。
さぁ、美味しい酒を飲みましょう。
おいしい酒の周りには、楽しい人たちが集まります。
そこから楽しい話が捲き起こります。
それが健康を招く福の門となるのです。
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2.おいしいお店
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今回は、おいしいお酒の飲める店では無く
おいしい酒饅頭のお店です。
▽ さけひとすじ
岡山県赤磐市西軽部900-1
電話:086-957-4566
営業時間:8:00~19:00 定休日:不定休
当社社長が、昔からやりたかった物の
一つで、作り始めてから3年目になります。
保存料が入っていないため店頭のみの販売
で賞味期間3日。【店頭販売のみ】
《1週間に一回程度しか作りません》
酒屋の主人が作るこだわりの酒饅頭です。
(蔵から車で1分程度離れた自宅を改装して
販売しております)
蔵におこしになった際は、ちょっと立ち寄って
みてください。
《いつでも有ると言うわけではないのでご注意》
酒饅頭をほおばって「福」を招いてみては・・
さけひとすじ・酒饅頭(こしあん)
●5個入り 500円(税込)
●10個入り 1,000円(税込)
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3.小倉あん子の「百人一酒」
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大納言公任・だいなごんきんとう
滝の音はたえて久くなりぬれど
名こそ流れてなほ聞こえけれ
《解釈》
この歌には古い昔話があるのです。
ずっと前の嵯峨天皇がとても好きだった
滝があったと言うのです。
その滝が絶えてから長い年月がたって
しまったが、その名声は今でも人々の間
には伝わってくる。
大覚寺滝殿栖霞観のみやびな風景を、
韻を踏んでまとめたテクニカルな作品です。
■□■平成の百人一酒に酔人詠める歌■□■
兄の方は あれがいいと決めつける
アホなあいつの あとは聞くまいぞ
《解釈》
全国あちこちにおいしい酒を飲む会
があります。吟醸酒が世に出て「比べ
飲み」という新しく楽しい飲み方が広ま
りました。
その酒の会に兄弟で来ている兄の方
は、「この酒がいい、これしか飲まない。
他の酒を飲むやつの気が知れない」
なんて言っています。そういう人は他の
人たちとの交流から阻害されますね。
そんな酒の会のありさまを詠ったものです。
元歌の作り手大納言公任は、とても響
きのよい頭韻を踏んでいます。平成の百
人一酒に酔人詠める歌詠み手も苦心して
頭韻をそろえましたがあまり響きはよくあ
りません。
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4.おいしい話
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イタリアの幻のチーズ「ペコリーノ・ディ・フォッサ」
ペコリーノとはイタリア語で羊のチーズの総称。
フォッサとは穴という意味。15世紀末、敵から食糧を
守る為チーズを布袋で包み、地下に掘った穴の中に
隠したのが始まりと言われている歴史あるチーズです。
年に一度だけこの時期に掘り起こします。この滋味深
い羊乳の甘みとコク。土壌のエキスを吸ったかの様な
堂々とした風味には、年月を経てやはり風格の増した
古酒(長期熟成酒)が相手にふさわしいでしょう。
このハードタイプのチーズをかじって砕け始めたら、追
い掛ける様に古酒を一口。骨格のしっかりした古酒が
チーズの旨味を引き出し、チーズは古酒の奥深さを支
えます。こなれた大人の関係。
是非年に一度の体験をしてみませんか!
フェルミエ渋谷店店長 粂田
チーズと日本酒の美味しい関係をお楽しみ下さい!
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株式会社フェルミエ Fromagerie Fermier
【渋谷店】
東京都渋谷区渋谷2-24-1
東急百貨店 東横店B1フードショー内
http://www.fermier.fm/
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◎ ご報告
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「コーニュコピア(Cornucopia) 2006」に先立って
行われた”Top 25 Wines” のコンテストで
「酒一筋 1998年」が入賞致しました。
11月9日からウィスラー(カナダ)に行って来ました。
(Cornucopia様子は、現地からホームページ(blog)に
アップしてあります)
着いた翌日から大雪でしたが、テイスティングにはカナダ国
内をはじめ世界中からお客様が参加されていました。
テイスティングは、業界者向け〔リカーショップ、レストラン等〕
と一般向けの2回。一般向けは19時45分開演、22時45分終演
と言う、日本では考えられない時間帯で行われました。
(リゾート地だから出きるんでしょうが・・皆さんホテルに帰る
だけですし)
Top25のリボンの付いたブースは大人気でしたね。
酒一筋も2年連続受賞と言う事で「純米熟成一九九八年」は
好評でした。
酒セミナーでは、特別ゲストとして熟成酒について話をさせて
頂きました。《全部英語で出来るとカッコイイんですが・・・》
(開催期間中は、色々なセミナーが開催されていました)
今回の受賞により今後新たな展開も起こりそうです。
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◎平成18年 広島国税局 清酒鑑評会
純米酒部門 優等賞受賞
吟醸部門 優等賞受賞
11月14日に広島国税局で行われた鑑評会において
2部門で「優等賞」を受賞する事が出来ました。
ありがとうございます!
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蔵の中は仕込みの真最中!
慌しくなってきました。今年も残すところ一ヶ月ですね。
がんばります!応援よろしくお願いします。
これから新酒が次々と発売になっていきます。
今季の酒一筋を是非お試し下さい。
「商品情報」「醸句通信」は下記アドレスで随時更新中です!
http://sakehitosuji.typepad.jp/joku/
発売日等の詳細は↑でご確認下さい。
(コメント、トラックバックもよろしくお願いします)
2006.12.10
垂れてきています
2006.12.08
美味しい
1年間で一番忙しい月だけあって、毎日みんな動き回っております。
《ありがたいことです》
普段は利き酒場・会議室として使っている部屋も包装、出荷のための
部屋になっています。《包装もうまくなりますよ》
■ちょっと美味しい話
昼間に所要がり岡山市内まで(車で40分程)社長と二人出掛け。
丁度、お昼時間にあたったので久々に「やまと」で食事を。
と言っても、ご覧のような「そば(ラーメン)」と「カツ丼」ですが。
昔から通う好きなお店の一つ!
《小学生の頃、社長に連れらて行ったのが最初かな?》
高校生の頃は、今日は「カツ丼」にしようか?「そば」、
「やきめし」のどれにしようか悩みました・・お金が無かったので一つしか
頼めなかった。(今は、小サイズが出来たのでセットで
頼みやすくはなりました)
私の中では「カツ丼」と言えば、玉子とじでは無くデミグラ
ソースかけです。
是非、試してもらいたい岡山の逸品です!
●やまと 岡山市表町1-9-7 定休日:火曜日
2006.12.07
ダカーポ
”ダカーポ” 597号06.12.20 マガジンハウス
「甘さひかえめ、自然な味でブレイク。日本酒蔵の果実のリキュール」
食と酒のナビゲーター 山同 敦子さんの記事の中で
「さけひとすじ・じゅんまいうめざけ」が取り上げられています。
2006.12.07
蔵の中から・・
新酒のだけでなく熟成酒も・・
←この熟成酒は平成12酒造年度(2000年)に
醸した大吟醸酒を蔵内で熟成させていたものです。
今回、とある所から「淡熟タイプの特別な熟成酒がほしい」と
言う依頼を頂き、蔵の中から引っ張り出してきました。
《ほのかな熟成香と、しっかりとした旨味・・まだまだ熟成出来るな・・
ロックでも良いし、お燗の方が良いかなと色々な事を考えながら》
最終的にこの「酒一筋・大吟醸」に決めました!
(発売が決定したらお知らせいたします。数量は限定ですが)
2006.12.06
新酒の香が・・
◆本日、「赤磐雄町 荒走り」出荷致しました。
冷え込みますね、お酒にはありがたい事ですが。
(のる=搾る)垂れてきた新酒を利き酒しながら杜氏と
「しっかり味ものっているし、香も十分あるし」
「しっかりとした旨味がいいね」と言う会話を交わしました。
蔵の中は、新酒の香が立ち込めています。
普段から居ると気にならなくなると言うか(気にしなくなる)、外から来た人に
「良い香がしますね」と言われて再認識する感じですが。
2006.12.05
稲穂、旅立つ・・
今朝は、ぐっど冷え込みました。何時、雪が舞ってもおかしくない様な
気温です。(鍋の美味しいシーズン到来!お燗酒がいいですね)
●コーニュコピア(Cornucopia) 2006での様子やカナダ出張期間中に
撮影した画像をアルバムにまとめました。是非、ご覧下さい!
連絡があり「お店に飾りたいので稲穂送って貰えますか?」と言う事で
「赤磐雄町米」の稲穂(試験田で栽培したもの)が、東京に向けて旅立ち準備。
送るのも大変なんです。何せ長いから・・・・・
(長い筒がないので、ダンボールで筒を作り)
お店にいったら稲穂をみながら一杯やって下さい!
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