醸句通信

2004年07月

2004.07.11

酒一筋・醸句通信    第二五号

今回のコンテンツ
  1.酒のウソホント
  2.おいしいお酒の飲める店▼ 「JYU」 
  3.毎回楽しい「百人一酒」


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◆  醸句通信  No.25   2004.7
◆━━━━━━━━━━━━━━ 酒一筋 ◆◆
 天の与えたすばらしい力を内包する「赤磐雄町米」の米を守り
育て続けている「酒一筋」の蔵元からもっと美味しくお酒を飲んで
頂くために楽しいお酒のお話をお送り致します。
 このメルマガが、ほんのすこしでもあなたのお酒の楽しさに
プラスになればと思っております。
                        利守酒造株式会社
【麹蓋】(こうじぶた)
米麹をつくる為に使用する小
型の容器(材質は杉)の事。
麹をつくる上で一番手間の掛
かる製麹法です。
空の麹蓋を蓋としても使用し
ます。
※「田植祭」の時におにぎりを
盛っていた容器が昔使用して
いた「麹蓋」です。
気付いてましたか?
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1.酒のウソホント ▽ 自然の連鎖
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 稲作にはいろいろな害虫がよってきます。ある
ものは茎を食うしあるものは葉を枯らします。こ
れは太陽の恵みを受けて稲という植物が栄養をた
くさんたくわえているからだといわれます。
雲霞(うんか)という小さい虫をご存じでしょうか。
この虫は毎年、外国からやってきます。正体は
蝉の一種で、春にマレー半島で生まれ、香港、上
海あたりで2度生まれ変わり、台風の気流に乗っ
て日本にやってきます。
顔にぶつかり目に飛び込むこの虫は、とんぼに
食われます。そのとんぼは蛙に食われ、連鎖する
虫や動物はやがてたんぼの肥料になるのです。
酒一筋が使用する「赤磐雄町米」の精米後の糠
(ぬか)は、田に肥料として戻してやります。
わらは、備前焼を焼く時に作品に巻きます。
(ひだすきと呼ばれる部分がわらの後です)
大きな作品を巻く時には長いわらが重宝します。
また、田の下からは備前焼用の良い粘土が採れ
ると言われています。
米作りから行っている酒一筋だから出来る無駄
のない循環です。
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2.おいしいお酒の買える店
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 酒一筋を美味しく楽しみたい方に。
こんなお店があります。是非お立ち寄り下さい。
▽ 「JYU 渋谷店」   年中無休
   東京都渋谷区渋谷2-22-3
渋谷東口ビル2F
      TEL:(03)-5468-0790
    
   営業時間:17:00~00:30  
 渋谷駅から歩いて3,4分のお店です。
魚料理から肉料理までなんでも肴に飲
めるお店です。
「メニュー」をみて「酒一筋」が無いぞ!
と思ったら
「店員さん、お酒の裏メニュー下さい」
と一声掛けて下さい。
何があるかは行ってからのお楽しみ。
いつも並んでいるので予約を入れて
から行った方がいいですよ。
ご予算:お一人3,000円程度から
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3.小倉あん子の「百人一酒」
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貞信公・ていしんこう
 小倉山峯の紅葉心あらば
   いまひとたびのみゆき待たなむ
《解釈》
貞信公は藤原忠平のことで、醍醐天皇
に仕えていました。
宇多上皇が、大井川にお出かけになった
時、そこから小倉山(京都)の紅葉が見事
に見えました。
宇多上皇は、その眺めを、自分の息子
である醍醐天皇にも見せたいと言われ
それを聞いた忠平が、その美しい紅葉を
詠んだ歌です。
 ■□■平成の百人一酒に酔人詠める歌■□■
   おぐら餡 練りのもみじまん 好みあらば
     いまいっぱいの お茶を待たなむ
 
《解釈》
「まんじゅうコワイ」という落語があります。
なんたって饅頭が大嫌いと自称する強が
りの男を懲らしめるためにその男の前に
いろいろな饅頭の山を作ります。
その男「あぁ饅頭がコワイよ、コワイよ」
と言いながらそのまんじゅうを片っ端から
食べだします。計られた一同、今度は何
がこわいかと尋ねると、「渋いお茶が一杯
こわい」と言ったというお話です。
小倉餡、練り餡、広島名物の紅葉饅頭を
食って「次にお好みは」と聞いたら
「一杯のお茶を」と「饅頭こわい」の話を
短歌にまとめたものです。
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「田植祭」も無事終了!
ご参加下さった皆さんありがとうございました。
次回は、「収穫祭」でおまちしてます。
 蒸し暑い日が続きますね。
ちょっと夕涼みをしながら一杯・・・・
なんていいですね!
最近、私は「きもと純米吟醸」をロックで
ちびりちびりと飲んでます。
しっかりとした旨味と酸味がいいですよ。
「冬はぬる燗、夏はロックで」なんかCM
みたいですが・・・・一度お試し下さい!

2004.07.01

酒一筋・軽部村月々便り 第6号(2004年7月)

 「酒造りは、米作りから」

六月五日「田植祭」が無事終了致しました。

全国から駆けつけてくださいました皆さん本当にありがとうございました。

次回、秋に収穫祭でオマチしております!



●日本酒ごま知識

●赤磐雄町米物語(続)

●新桃太郎物語







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