醸句通信

2011年11月

2011.11.28

米トレーサビリティ


 あたりまえと言えばあたりまえなのですが・・・(酒一筋には)
米トレーサビリティ法によって、今年の7月以降に収穫
されたお米を使用し醸造したお酒に対して産地情報を
表示する事になりました。
国産のお米のみを使用して酒造りを行っている酒蔵には
あたりまえの話なのですが・・・
この米トレーサビリティ法施行により今迄のラベルには
「国産米100%使用」という表示を追加する必要があります。
新米で仕込んだ新酒は当然、表示をしなければいけません。
従来のラベルが残っている”かたつむり”の裏貼りにも表示シールを貼り付けています。

2011.11.26

新酒の出荷


 お待たせしております新酒・かたつむりですが
昨日より杜氏のゴーサインが出て瓶詰を行っております。
今期は味が乗るのに時間が掛ってしまいました・・・。
杜氏にとって”かたつむり”は思い入れの深い酒です、
毎年納得いく状態でお届けしたいという事もあり。
ちょっとお時間を頂いてしまいました。
只今、出荷に向けて急ピッチで進行中です!
いましばらくお待ちください。

2011.11.21

雄町の蒸米


 二段、三段ベットの様に積まれた写真。
こちらは蒸したお米(雄町)を放冷(冷ます)しているところです。
(大吟醸用の蒸し米)
何故?二段、三段と積み重ねるの?
それは、甑(こしき:お米を蒸す釜)前に充分なスペースが無いため
上に重ねています。
蒸米の量が少ない時は一段ですみますが、多いと二段になる所も出て
きます。勿論、手入れで上下を入れ替えたり移動さえたりはしますが。
限られたスペースを有効利用して使う長年の知恵の一つかも。

2011.11.18

麹のパワーで


 室(むろ)と呼ばれる部屋の中で麹(こうじ)は作られます。
朝、盛りを行ってから翌日の出麹(外に出すまで)2,3時間
おきぐらいに見回ります。
まるで赤子の様です!
麹に手を入れた(触った)後は手がスベスベ、これが麹菌の力。
よく杜氏の手はスベスベだと言われますが、麹を触っている
からなんでしょうね・・・。
そんな麹を使って造る日本酒が悪いはずはないですよね!

2011.11.17

新酒の仕込みが続きます


 日々お酒の仕込は続いております。
昨日ぐらいから気温が下がってきてくれたので、酒造りには
ありがたいのですが人間にはちょっと厳しくなってきました。
こちら(画像)は、来月発売予定の「純米にごり」の醪の様子です。
ちょうど仲仕込みが終わったところ。
 ”かたつむり”の方もすべて槽(ふね)にのりました。
毎年の事ですが、槽(ふね)が小型のため一度にすべての
醪をのせる事が出来ません。
発売までいましばらくお待ちください!

2011.11.16

新酒・かたつむり

 毎年11月に発売を予定しております新酒「かたつむり」の
ご案内をさせて頂きます。
 今期は仕込の始まりが昨年よりも遅かった関係で発売時期が
11月下旬になります。
                   利守酒造株式会社

2011.11.15

日本食糧新聞HP「食の情報源」

日本食糧新聞HP「食の情報源」で酒一筋のリキュールが紹介されました。
日食フードジャーナル

2011.11.14

ふね(槽)にのります


 ふねに乗ります!
ふねと言っても写真の通りのお酒を搾るための槽ですが。
純米吟醸(かたつむり)の醪を槽(ふね)の中に粕袋に入れて並べていきます。
その後、時間を掛けて搾っていきます。
皆さんに新酒をお届け出来る日が一歩一歩近づいてきています。

2011.11.10

こうじ菌


 最近、”塩こうじ”というのが流行っているそうですが・・。
これは、それでは無く日本酒を醸すための麹(こうじ)です。
昨日盛った雄町(大吟醸用)の麹が出来上がりました。
何故か昨夜は最初が予定通りに進まずあせりましたが、途中からは
予定通り進行。
生き物相手ですから気難しい時もありますね。
これでお酒の酛(もと)である酒母(しゅぼ)を仕込んで行きます。

2011.11.09

新酒しぼりたて


 「新酒・かたつむり」発酵中!
今月発売を予定している蔵で一番早い新酒しぼりたての
「かたつむり」の醪の様子です。
毎年、各方面から多くのお問合わせを頂く人気の新酒の
一つでもあります。
(今年もすでに多くのご予約を頂いております)
昨年よりも仕込のスタートが遅かったため下旬頃の発売になりそうです。
残念な事にボジョレーに先を越されてしまいますが、がんばって発酵中!
いましばらくお待ちください!

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