醸句通信

2007.01.15

「酒一筋」ができるまで・その工程4

数々の工程を経て「酒一筋」は生まれます。

その工程一つ一つが「酒一筋」の品質を生成します。





「その工程4」では「上槽(搾り)」から「貯蔵」までを見ていきましょう。


上槽(搾り)

上槽(搾り)
 醪の発酵が旺盛な時期を過ぎ、ある程度落ち着いてきたら、成分(日本酒度、アルコール濃度)が整ったことを確認し、醪を酒袋に掛けて搾るか、そのまま酒袋を吊るして自然に垂れるのを待ち、お酒と酒粕に分けます。
 この工程を「上槽(搾り)」と呼びます。



貯蔵

貯蔵
 上槽により得られたお酒(生酒)は、出荷時の瓶詰めまでタンク(斗びん)に貯蔵します。
 貯蔵中は香味の熟成がおき、新酒の荒々しい香味が丸く穏やかなものになります。
 ただ熟成が過ぎると、着色が過剰に進み、熟成香や雑味が多くなったりするので、過度に熟成が進まぬよう、貯蔵中の温度管理が大切です。










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