醸句通信
2007.01.13
磯崎 哲也さんより~埼玉県在住
~ 知人から「酒一筋」を頂いて~
深海を思わせる瑠璃色、一見ワインボトルを思わせる。
ワイングラスで飲めそうな日本酒。若い女性に受けそうな外観だ。
これだけでも第一印象は強烈である。
酒の風味を保つために、いろいろと工夫をしてあるのか?と思いつつ封を切る。
「こういう瓶だから、それに合った猪口を使ってみれば?」というアドバイスに素直に従い、トクトクと「酒一筋」を猪口に注ぐ。猪口に口を近づけると、ほのかに甘い香りがする。
うまそうな酒だ!
ワクワクしながら、ひとくち口に含み、舌の上で転がしてみる。
甘さが口いっぱいに広がり、結構甘口の酒かな?と思いつつ飲み干すと、先ほどの甘さがサッと消え去り、辛口のすっきり後味が心地よい余韻となる。
新潟の「久保田」も美味しかったが、「酒一筋」の方が私には合っているように思う。子供が寝静まった後で、ゆっくりと味わいたい。
美味しい酒はチビチビ呑むことにしよう。
呑んで一句
瑠璃色の深海思う美味しい酒
深海の思い巡らす美味しい酒
何を呑まれたのでしょうか?
「懐古日本酒」or「酒一筋 純米大吟生」のどちらかかな。
口に含んだ時に広がった「甘さ」は「旨味」です。
これが「赤磐雄町米」ならではの「旨さ」なのです。
お手紙、ありがとうございました。
酒一筋賞として「備前焼 ぐいのみ」を贈呈致します。