醸句通信
2005.10.11
酒一筋・醸句通信 第四〇号
今回のコンテンツ
1.酒のウソホント「カメとツボⅡ」
2.秋のイベント▼ 「吟醸酒を味わう会」
3.おいしいお酒の飲める店▼ 「わらじや」
4.毎回楽しい「百人一酒」
◎ 「赤磐雄町米」収穫祭
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◆ 醸句通信 No.40 2005.10
◆━━━━━━━━━━━━━━ 酒一筋 ◆◆
天の与えたすばらしい力を内包する「赤磐雄町米」の米を守り
育て続けている「酒一筋」の蔵元からもっと美味しくお酒を飲んで
頂くために楽しいお酒のお話をお送り致します。
このメルマガが、ほんのすこしでもあなたのお酒の楽しさに
プラスになればと思っております。
利守酒造株式会社
【秋晴れ】 あきばれ
新酒は大体四月頃火入れも終わり、それ
以後、気温の上昇とともに熟成します。
新酒の時に風味が荒かった酒が秋になる
と香味が整い味もまるくなって酒質が向上
してくる事を「秋晴れ」するとか「秋あがり」
と言います。
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1.酒のウソホント ▽ カメとツボ
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壷と甕、共にものを入れたり貯蔵するもので
すが、壷の方は安全に長期にものを保存する
ために同じ材料の陶磁器で作られた蓋があり
ます。甕の方には蓋がありません。あったとし
ても器蓋のようにあまり密閉性のないものが
のせられるだけです。つまりこの二つはそれ
ぞれ別な用途に向けて作られたものでした。
しかし、その蓋がなくなってしまう事もあります。
そこで形でこの二つを区分けしようという基準
ができました。壷はその用途からして口の部分
は胴の部分より細くなります。口の径が胴の
三分の二以下のものを壷と呼ぶことにしました。
つまり壷は細口のもの、甕は広口のものと言う
ことになります。
これなら蓋が紛失していても、壷なのか甕なの
か区別出来ます。美術品など、その形や意匠
を鑑賞するものの名称はこの区分けによって
いるようです。
やがてガラス瓶がでてきます。瓶はカメと読み
ますが酒瓶などのガラス瓶は細口でガラスの蓋
が付いていることもあるが、壷とは言いませんね。
混乱の原因はこの辺にあるのでしょう。
もう少し突っ込んで、作られた時の使用目的
から観察してみましょう。
壷の方は、中に入れた物を長期に貯蔵するため、
密閉性のある蓋が付けられます。
壷と蓋は、同時に成形されます。そして窯に入れ
て焼かれます。焼き上がって壷と蓋が焼き付いてし
まったのでは役に立ちません。焼き付かないよ
うにするため、壷の口の上端、つまり蓋と接する
部分には釉薬(うわぐすり)が塗られていません。
陶磁器の下地のザラザラがあるもの、それは壷
ということになります。
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2.秋のイベント 「吟醸酒を味わう会」
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酒一筋を楽しみたい方に。
こんなイベントがあります。是非ご参加下さい。
どなたでもご参加頂けます!
◆◇◇ 「吟醸酒を味わう会」東京 ◇◇◆
日時:10月19日 17時30分~19時30分
会場:赤坂プリンスホテル
千代田区紀尾井町1-2
参加費:4,000円(当日券4,500円)
全国の吟醸酒協会蔵元が参加してのイベントとです。
お問合せ・お申込:日本吟醸酒協会 03-3378-1231
http://members.jcom.home.ne.jp/n-ginjo/
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3.おいしくお酒の飲める店
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酒一筋を美味しく楽しみたい方に。
こんなお店があります。是非お立ち寄り下さい。
▽ 「わらじや」 定休日:無休
東京都渋谷区宇田川町13-11 KN渋谷ビル
TEL:03-5428-1055
営業時間:月~木・日17:00~23:30
金・土・祝前 17:00~04:00
ご予算:3,500円程度(お一人)
渋谷駅から徒歩5分程度、入り口の大きな
わらじが目印。
入り口のちょっと小さな扉をくぐると中は驚き
の世界。(少人数〈個室あり〉、団体でも楽しめます)
「赤磐雄町 吟醸生」とお刺身、焼き鳥、おでん、
オリジナルメニュ等で楽しめます!
http://www.warazi-ya.com/
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4.小倉あん子の「百人一酒」
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清原素輔・きよはらもとすけ
ちぎりきなかたみに袖をしぼりつつ
末の松山波越さじとは
《解釈》
この歌は、恋の約束を破られた男のために
清原素輔が代わってその心を詠んだものです。
ここで詠われている「絶対に波が越さない末の
松山」というのは、宮城県多賀城の近くにある
山とはいえない丘で、ここまで太平洋の水が
くることはないでしょうが、山というには恥ずか
しいような丘なのです。決して波が越さない
ように、二人の仲も末長く変わるまいと。
■□■平成の百人一酒に酔人詠める歌■□■
ブッチギレタぞ! 片目で袖にしあがって
煮え湯飲ませて恥じ掻かせあがって!
《解釈》
男と女の仲と言うのはわからないもんですね。
ベタベタのアツアツだと思っていたのに、何が
きっかけか急転直下情勢は一変してしまった
ようです。男は怒鳴っているのでよく聞き取れ
ませんが、女に別の相手が出来てしばらくは
天秤に掛けていたのでしょう。
片目でこちらに笑みを送っていた、それが可愛
さ余って憎さ百倍。頭のてっぺんが真っ赤に
なっています。
字余りだとか歌になっていないとか言うと、
とばっちりが飛んできますよ・・・・・
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◎ 「赤磐雄町米」収穫祭ご案内
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◆日時:10月15日(土) 9時集合(13時解散予定) 雨天中止
◆集合場所:利守酒造株式会社
岡山県赤磐市西軽部762-1
0869-57-3117
◆参加費:無料(交通費・宿泊費等は各自ご負担下さい)
昼食は当社にておにぎりを用意致します。
(飲食物等のお持込はご遠慮下さい)
◆参加特典:2006年2月頃発売予定
自分達で収穫した「赤磐雄町米」で仕込む
「田植酒」を購入する事が出来ます。(参加者のみ!)
◆定員:50名 ※小さいお子様の入田は出来ません。
※お申込締切:10月11日
定員に達した時点で締切とさせて頂きます
◎お申込方法:メール又は電話でお願い致します。
hitosuji@sakehitosuji.co.jp
お名前・人数・ご連絡先
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発信が遅れてしまい申し訳ございません。
お酒の美味しい季節になりましたね。
今月は、15日に試験田の収穫祭!皆さんが植えてくれた
「赤磐雄町米」は台風に負ける事無く収穫を迎えます。
蔵の中では、すでに「かたつむり」の仕込みがはじまって
おり、来月には皆さんに発売のご案内が出来ると思います。