醸句通信

2004年09月

2004.09.11

酒一筋・醸句通信    第二七号

今回のコンテンツ
  1.酒のウソホント
  2.おいしいお酒の買える店▼ 「石澤酒店」 
  3.毎回楽しい「百人一酒」
  4.蔵元有志楽しむ会 ご案内!


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◆  醸句通信  No.27   2004.9
◆━━━━━━━━━━━━━━ 酒一筋 ◆◆
 天の与えたすばらしい力を内包する「赤磐雄町米」の米を守り
育て続けている「酒一筋」の蔵元からもっと美味しくお酒を飲んで
頂くために楽しいお酒のお話をお送り致します。
 このメルマガが、ほんのすこしでもあなたのお酒の楽しさに
プラスになればと思っております。
                        利守酒造株式会社
【冷やおろし】(ひやおろし)
 春先に出来上がったお酒は貯蔵
(熟成)を経て秋口から瓶に詰めて
出荷するのが、一般的なサイクルです。
秋口になると外気(気温)と貯蔵され
ているお酒の温度とが同じ位になりま
す。それをそのままタンクから瓶に詰
めて出荷するお酒を「ひやおろし」、
「秋あがり」とも呼びます。なぜ、同じ
温度が良いか?それは雑菌の繁殖
が抑えられるからです。
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1.酒のウソホント ▽ 酒米あれこれ
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 実りの季節です。いい酒のファンは田んぼの稔
りを案じます。数百万㌧もの米が余っているとい
うのに。
 いいお酒はいい酒米からでないとできないよう
なのです。いいお酒を期待するにはいい酒米が
稔らなければなりません。いいにくいことですが、
日本酒の大半は、いい酒米からつくられるので
はありません。安い酒をつくるにはできるだけ安
い原料米からでないとつくれないのです。
 ではいい酒米とは? 酒米にも銘柄米があり
ます。通の人ならご存じの山田錦、赤磐雄町、
高嶺錦、美山錦、八反…、亀の尾、神力…、そ
の他いまでは各県の農業試験場と地酒メーカー
が新しい品種を生み出しています。
 この酒米は、大量に収穫できる品種やご飯の
銘柄米とどこが違うのでしょうか。まず、大粒米
であること、そして米の組織が軟らかいことが上
げられます。あとは、米に含まれるタンパク質、
脂肪の多少が分析で識別出来ます。
 決定的な違いは、「いい酒になるか」という現
場の実績しかないのです。長い吟醸づくりの歴
史が、いい酒米品種を識別してきました。そして
銘柄酒米となったのです。
 この銘柄酒米は、種をもっていけばどこででも
栽培できるのでしょうか? 栽培はできるのです
が、いい酒米に稔るかどうかの保証はありませ
ん。どうも米は土地を選ぶようで、位置、土質、
水質、気温、日照時間等の条件が気に入らない
といい結実をもたらしません。もちろん、米作りの
お百姓さんも選ぶようなんですね。
 そんなわけで、酒蔵は自分で酒米を栽培する
努力とあわせ、他の土地のいい酒米を手に入れ
ることに奔走しているわけなのです。
※赤磐雄町は利守酒造の商標登録です。
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2.おいしいお酒の買える店
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今回は、買えるお店をご紹介致します。
▽ 「石澤酒店」 定休日:水曜日・第2火曜日
   神奈川県川崎市中原区木月480番地
      TEL:(044) -411-7293
     ●元住吉駅 下車 徒歩5分程度
    
   営業時間:9:00~21:00 
 http://www.hi-ho.ne.jp/%7Ekoizumi/
 こだわりのがんこ親父ではなく若い店主の
いるお店です。一度足を運んでみる価値あり
です。当社の「田植祭」「収穫祭」にも参加
して下さる熱心な酒屋さんです!
色々な「酒一筋」商品が置いてあります。
(※「備前の酒一筋」特約店です)
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3.小倉あん子の「百人一酒」
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百人一首についての豆知識
小倉百人一首は、多くの和歌集の一つです。
後世に残った和歌集の中には、奈良時代の庶民
の歌を集めた万葉集があります。
和歌が平安時代の休廷文化の中心になると、天皇
の命令で秀歌を集めた幾つかの勅撰和歌集が編
まれます。藤原定家(13世紀の歌人)は、自分でも
「新古今集、新勅撰集」の選者をやりました。
多くの秀歌の中から百首を選んで「小倉百人一首」
を編集しました。選んだ歌い手、選んだ歌がよかっ
たので、この百首は、多くの人に愛されました。
それだけに、模倣されたり、パロディも多く作られま
した。日本人の日本の言葉の歌ですから、口になじ
み、声に出して詠って気持ちがいいのです。
このシリーズは、お酒が大好きな小倉あん子さんに
小倉百人一首の元歌の解説と現代風な解釈、
それに、おいしいお酒のファンたちの心をそそる
パロディも添えていただいております。
日本の風土の中の四季の移り変わり、その自然の
中で生活している私たちの心の細やかさをお酌み
取りください。また、その時々に、あなたが口にした
歌、思い浮かべた歌、まじめなもの、おかしみのあ
るもの、パロディも結構です。どうぞ編集あてに
お寄せください。採用させて頂いた方には、粗酒を
お送り申しあげます。
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4.蔵元有志楽しむ会
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 蔵元有志8社(ワインメーカー1社)による秋の楽
しむ会を開催致します。
今回で7回目となります。冷やおろし、秋あがりを
中心に燗で楽しむ酒、冷で楽しむ酒を出品致します。
 ◆日時:2004年9月10日(金) 18:30~
 ◆会場:日本外国特派員協会 外国人記者クラブ
       東京都千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビル20階
           03-3211-3161
 ◆会費:6,000円(立食)
 
 ◆定員:100名   
 ※ご参加には前もってお申込が必要です。尚、定員に
  なり次第締切とさせて頂きます。
  お申込は hitosuji@sakehitosuji.co.jp
■参加蔵元
  酒一筋(岡山)・富久長(広島)・天山(佐賀)・
  東力士(栃木)・夜明け前(長野)・自然郷(福島)・
  刈穂(秋田)・蔵王スター(山形) 
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 「赤磐雄町米」も台風に負けることなく順調に成長
しています。
来月には収穫祭です。早いですね・・・・・
ちょっと気温が下がったかと思うと台風がきたりと変
な天気が続きますが、お酒の方は秋を迎え確実に
旨味がのってきました。
食欲の秋、秋の味覚でいっぱい!

2004.09.01

酒一筋・軽部村月々便り 第7号(2004年9月)

 雄町米の作りも終盤になってきました。

早いものですね!この前「田植祭」を行った気がしますが、来月には「収穫祭」です。

この分で行くと今年もよい米が収穫できそうです。



●日本酒ごま知識

●赤磐雄町米物語(続)

●新桃太郎物語







軽部村月々便り 第7号(2004年9・10月)をダウンロードする

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