醸句通信

2001.06.01

「全麹1999年・2001年」 ~2001年 6月実施モニターから

全麹
2001年6月に実施のモニターで、お客様の声が届いております。



●藤原 真紀さん(北海道)

待ちに待ったお酒が届いた翌日、

早速、友達を呼んで試飲会を開きました。

その日のメニューはヤキソバ、冷しゃぶ、ポテトサラダ、刺身こんにゃくを用意しました。それと用意したチーズは、カマンベールチーズ、クリームチーズです。

クリームチーズが合うという情報を耳にしておりましたので、案外、デザートものも合うのかも・・・と、思い、チョコレートムースタルトを用意しました。

さて、いろいろ試した結果は・・・甘口のお酒でしたので、料理との相性はイマイチだったと思います。お酒の味が消えてしまっているように感じられました。ところが、食べ物を替えてみると、今までとは味の感じ方が、全く違っていました。

クリームチーズとの相性はOK!

用意したデザートもとってもおいしく感じられ、大成功でした。

「日本酒にはおかず」と決めつけていましたが、新しい飲み方を発見することができ、次回はどのお酒で試してみようか考えております。



~蔵元から~

ありがとうございました。

確かにこのお食事のメニューに全麹は合わない気がします。デザート感覚で日本酒を食す!いいですね。これからの新しい楽しみ方ですね。







●伊藤 錦也さん(神奈川県)

まず最初に箱から出した第一印象は、やはりお酒の色にびっくりしました。

古酒という事で多少はイメージしていたとはいえ、ちょっと色の濃さには驚きました。内心、飲めるかと正直思いました。

普通の市販のプロセスチーズと、しっとりタイプのカマンベールチーズを用意しました。それに合わせて生ハムを添えて食しました。

初めに飲んだ感想は、「日本酒では今までに味わった事のない味だ。」でした。微かに酸味もあり、でもどこかで飲んだ事のある様な感じのする酒だなーという印象でした。飲んでゆくうちに、「なんとなくワインに近い・・・」と思いだしました。普通のプロセスチーズではなく、しっとりタイプのカマンベールチーズと生ハムには、個人的に良い相性でありました。

普通の日本酒に合わせるおつまみよりは、やはりワインに合うものの方が良いかと思いました。妻にも少し飲ませてみたのですが、日本酒好きですがワインが苦手の妻にはあまり良い印象ではなかった様です。

私個人はひじょうに飲み口も良く、日本酒独特の口の中に残る(個人のイメージかもしれませんが)感じもなく、あっという間に飲んでしまいました。

普段なかなか飲む事ができない貴重なお酒を飲めたことに感激致しました。



~蔵元から~

ありがとうございました。

最初は色で驚きますよね!次に味で・・・あと2年位熟成させるともっとまろやかになって飲みやすいとい思います。こんなデザートワインのような日本酒があっても楽しいと思いませんか。







●田中 友美さん(静岡県)

到着したお酒を箱から取り出すと薄琥珀色していて、これが古酒かとちょっぴりビックリ。すぐに飲むのは何となくもったいなく、冷蔵庫に入れました。

3日後、カマンベ-ルチ-ズとクラッカ-を用意し、さあ開封。冷やしたためか香りはあまりしません。薄手のガラスグラスを用意して注ぎました。

一口含むと蜂蜜を焦がしたような甘味が広がります。なんとなくデザ-トワインを飲んでいる感じです。

次にカマンベ-ルチ-ズと合わせてみました。チ-ズの臭みにやや負けてしまった感じがしましたが、これはお酒を冷やしたためではないかと思い、手のひらでグラスを温め、お酒がやや温くなったところでもう一度合わせてみました。そうすると今度はビックリ。チ-ズの塩気がお酒の甘味を引き立てているではありませんか。クラッカ-との相性も良く、どんどんお酒が進みます。後口もさらりとしていて飲み飽きしませんね。お酒だけを頂くなら冷やした方が私の好みですが、チ-ズとの相性では常温の方が良いと思いました。

今回頂いたお酒は甘味の強いデザ-ト系という印象を受け、私が今まで抱いていた日本酒のイメ-ジを覆すようなお酒でした。古酒と言うことで、さらに熟成させるとどのように変化するのか楽しみですね。

本当においしいお酒をありがとうございました。



~蔵元から~

ありがとうございました。

このお酒はこれから古酒(熟成酒)になっていくお酒で、後、2年くらい置くともっとまろやかになります。確かにあまり冷やしすぎると香りも立ちませんし、味のふくらみも無くなってしまいます(部屋の温度よりちょっと低い位が良いと思います)。







●八木 啓代さん(東京都)

お酒の印象

ひとくち、まず、あれ、甘口だなと思いました。でも、(じつは私は甘口のお酒は好きではないのですが)、これはとても気品のある香りと味わいで、とても贅沢な気分になれます。





合わせたチーズ

このときは、カマンベールとモッツァレラ、クリームチーズ、それに、メキシコからのお土産で頂いたケソ・オアハケーニョ(細く裂くことのできる、穏やかな味のナチュラル)、ケソ・チワワ(堅めで、塩味の強いチ-ズ)の4種類、ちょっとずつ。





合うと思うチーズ、料理等

塩味&個性の強いものよりは、穏やか系のチーズの方がチーズの味わいとお酒の味わいともに引き合うような感じがしました。上記でいうと、ケソ・オアハケーニョとかカマンベール。クリームチーズは、非常に高級なお菓子を味わっているよう。モッツァレラはちょっとおとなしすぎかな。ケソ・チワワは、いまいち(個性を殺し合う感じ)。料理は(あくまで好みだと思いますが)、お刺身よりスモークサーモンとか生ハム(あまり塩気の強くないもの)+果物、の方が私は好きでした。ハーブを訊かせたチキンの香草焼きも食卓にはあったのですが、相性の点では△。





その他感じた事

貴腐ワインよりおいしい。ワイン好きの友人に勧めたいです。



~蔵元から~

ありがとうございました。

聞いた事の無いチーズの名前が沢山出てくるので改めてチーズの奥深さを痛感致します。色々と試して頂き感謝致します。このお酒が10年、20年と熟成した時に貴腐ワインと比べてみたいですね!

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